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福井県にある水月湖には1年に1枚の非常に薄い地層が、ほとんど乱れることなく規則正しくたまっており、この縞模様を「年縞(ねんこう)」と呼びます。水月湖には年縞が7万年分もたまっており、これだけ分厚く連続した年縞は世界でも水月湖でしか見つかっていません。「年縞」は過去何万年もの時間をはかるためにもっとも正確なものさしとして世界に認められています。湖底に備え付けることのできるロボットを開発し、365日湖底の様子を連続的に撮影して、湖底に刻まれていくそのすべてを目撃し、分析していきたいと考えています。
(中川 毅 立命館大学 古気候学研究センター 教授)