今回はサルコメア、アクチンフィラメント、ミオシンフィラメントなどの長さを求める計算について解説しました!「サルコメアの長さー発生する張力」のこのグラフは入試問題でも時々出題されます。是非チェックしてみて下さい。
グラフにおける1〜3は以下を示していますので、これを覚えておきましょう!
1アクチンフィラメント×2+ミオシンフィラメント
2アクチンフィラメント×2+ミオシン頭部のない部分
3アクチンフィラメント×2
問題PDFはこちら↓
https://drive.google.com/file/d/1Isl923hkD_cD8LyJtUvNFp_V7bJrw20M/view?usp=sharing
(参考:2019関西医科大学)
動画の追加事項
・動画の中では「筋肉の中の筋原繊維」と簡単に説明していますが、実際には、筋肉の中に多数の筋繊維があり、その筋繊維の中に多数の筋原繊維があります。筋繊維は「筋細胞」にあたるものですが、骨格筋ではこの筋細胞が融合して繊維状になっているので、筋繊維と呼びます。
大きいものから「筋肉 ー筋繊維 ー筋原繊維」というのを覚えておきましょう。
・動画では"筋肉に発生する張力"と簡単に説明していますが、「張力」という言葉は分かりますかね? 例えば糸におもりをぶら下げると、重力によっておもりは糸を引っ張ります(正確には地球がおもりを引っ張り、その力でおもりが糸を引っ張っている)。でも静止しているように見えるのは、糸がおもりを引っ張る力、「張力」がはたらいているからです。筋肉でも同様で、筋肉が収縮すればこの張力が大きくなってきます。