【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
自家不和合性に講義します。トレードオフがポイントです。
●花粉の不発芽、花粉管の進入不能、花粉管の成長速度の低下・成長の停止などによって、同じ花の中で受精が正常に行われないことがある。そのような性質を自家不和合性という。たとえば、ダイコンやアブラナでは、同じ花から取った花粉を受粉させても種子はできない。しかし、となりの株の花の花粉を使うと種子ができる。
●生物にはトレードオフの関係が多い。自家受精では、簡単に子孫を残せるかわりに、遺伝的な多様性が失われる。縄張りを広げてたくさんの餌などを独占すると、縄張りを守るための労力が増える。群れを形成し、外敵から自分が襲われる確率を低くすると、群れの中で種内競争がふえる。生きるということは、本質的にトレードオフなのである。
●板書は1つの例である。自家不和合性を保つ仕組みには実際は様々なものがある。
問題:自家受精のメリット・デメリットを答えよ。
答え:
メリット・・・交配相手を探す必要がないので、簡単に交配を行うことができる。
デメリット・・・遺伝的な多様性が失われる。
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