【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
重複受精に伴う遺伝子型の変化について講義します。
覚え方「しゅひはしゅひになる!(珠皮は種皮になる)」
語呂「はい!入試は参拝だ!(胚乳は三倍体)」
●受精卵は胚に、胚珠は種子に、珠皮(しゅひ:胚珠を包んでいる)は種皮(しゅひ)になる。
●珠皮は雌親の体の一部である。すなわち、種皮は雌親の体細胞由来である。
問題:珠皮は何になるか。選べ。
①胚②種皮③胚乳
答え:②(受精卵が胚になり、中央細胞が胚乳になる)
問題:
(1)被子植物に特有の重複受精とはどのような受精か。
(2)重複受精において生じる胚乳の核相は、n、2n、3nのうちどれか。
(3)重複受精において生じる受精卵の核相は、n、2n、3nのうちどれか。
答え:
(1)同時に2か所で行われる受精。2個の精細胞がそれぞれ卵細胞、中央細胞と受精する。(2)3n
(3)2n
問題:ある被子植物を用いて以下交配実験を行った。
遺伝子型AAの個体(雄親)から生じた花粉を、遺伝子型aaの個体(雌親)に受粉させ、種子を得た。
(1)得られた種子の種皮の遺伝子型は何か。
(2)得られた種子の胚乳の遺伝子型は何か。
答え:
(1)aa(種皮は雌親の体の一部[珠皮]からできる。したがって種皮の遺伝子型は、雌親の遺伝子型と等しい。)
(2)Aaa(遺伝子型aaの雌親のつくる胚のうの極核の遺伝子型はa。2個の極核[a+a]と、1個の精細胞[遺伝子型A]が受精して胚乳が生じるので、胚乳の遺伝子型はaaA。)
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