幸福度というのは、あなたの現状と、人生に対するあなたの期待値の差で決まります。
今あなたは偏差値60の高校に通っているとします。定期試験の点数は70点でした。平均点は75点。平均点を越えられなくて悔しいかもしれません。ただ、その定期試験を日本全国の同年齢の高校生(中卒者も含めて)が解いたらおそらく平均点は40点くらいでしょう。平均点プラス30点です。超優秀です。
これを聞いて「いやそういう話じゃない」と感じたかと思います。もしそう感じたならその考え方があなたがいつまでも不幸な要因ですし、どこかで染み付いてしまったものです。もうちょっと話を続けます。
今偏差値60の高校に通っていて、その中で猛烈に努力し、世間的に偏差値70の大学に入学したとしましょう。あなたの自分自身に対する期待値は確実に上がります。つまり自分自身が自分自身の人生に対して満足するハードルの高さが上がります。
多くの受験関係者は、自分にとって良い環境、高いレベルの人たちに出会える、と言って肯定しますが、上に行けば行くほど、周りのレベルが上がれば上がるほど、自分自身が自分の人生に満足しにくくなり、不幸に感じるようになります。
仮にあなたの憧れる第一志望の大学に入学したとしましょう。あなたはその大学の学生のレベルを基準として人生を考え始めます。その大学を出た人たちのレベルの就職先や年収と、社会に出た時の自分とを比較して、満足か不満足か、幸せか不幸かを考えるようになります。
仮に大企業に入社したとします。あなたはその大企業の同期の人生と、自分の人生を比較して幸不幸を感じるようになります。
あなたは仮に年収1億円だとしましょう。でもSNSを見たら働かず資産が50億あり、プライベートジェットで世界中を飛び回っている自分より10歳年下の人と知り合いになったりします。今の考え方をしていると、その時あなたは不幸を感じているはずです。
幸せになるコツは自分の自分自身に対するハードルを下げることです。足るを知ることです。
あなたが今このランクの大学には流石に入りたくないと思っている大学をB大学としたら、そのB大学に入れたら人生超幸せと思い一生懸命勉強している人がいるはずです。
あなたは受かってもB大学に行かない、B大学に入学することは自分にとって不幸せ、別の人はB大学に入れたら超幸せ。これはどういうことでしょうか?あなたとその人は何が違うのでしょうか。
逆もあります。あなたがどうしても入りたいA大学を、受かって当然と考えている人もいます。
どのランクなら幸せとか不幸とか、どのランクなら勝ち組とか負け組とかじゃないんです。
これに対して「世間的に」とか思うかもしれませんが、偏差値60の高校の定期試験の話に戻ってください。偏差値60の高校に通ってる時点で「世間的には」勝ち組ですが、あなたは「いやそういうことじゃない」と思いましたよね。
ときどき、日本に生まれただけで餓死することは基本ないし空から爆撃を受ける可能性も基本ゼロなんだから、それだけでどれだけ幸せか、という話を耳にしますよね。それに対して「いやそういうことじゃない」と思ってしまう日本人は多いと思いますが、そう思ってしまうといつまで経っても幸せにはなれないと思います。