えっ?前半とうって変わって急展開ちゃう?
そやねん♪「帚木」のオチわかった?
2(二)帖『帚木』の後半です!
雨夜の品(古語で「身分」(7:07)動画009にも♪)定めの後、紀伊守のとこに行くことになりました。
部下の紀伊守がしつらえた遣水(0:45)を褒める光。
父の伊予介が物忌みゆえに、たくさんの女性と子供がいて、狭くてすみませんと紀伊守(0:54)
でも、これにより、光は空蝉という女性と出会うことになります。
中流の家を珍しがり(光は宮中にも部屋があるし、妻の家は最上流の屋敷!)
紀伊守のもてなしを待つ間に、何やら女性達が光の噂話を(1:29)♪
光は、藤壺のことを噂されたくない(1:50)とか、朝顔への和歌を贈ったくだりを批判(1:57)しています。
うん?今までに、そんなんあった?って思ったでしょ?そうなんです!
急に出てくる箇所なので、こういうところから、帚木前半(動画007)の概要欄にも記した、
幻の巻!「輝く日の宮」があったのでは?とされています。
空蝉という女性は、衛門督の娘で、入内の話もありました(2:52)。ただ、パパがなくなってしうまうことに。
当時の姫は、パパがなくなり、結婚もしていないと落ちぶれることになります(古典常識009:貴族の婚姻形態)。
それゆえ、紀伊守のお父さんの伊予介の後妻となることになりました。
うん?かつて入内まで考えてたお姫様が、今は中流…。なぜこんなところにこんな女性が?というてたあのボーズトーク(帚木前半動画007)のドンピシャ女性ちゃうの(3:40)?と興味津々の光!
その夜、空蝉はお手伝いさんの「中将の君」を呼んでいました。「僕も中将です」(何をいうとんねん!)と後ろから空蝉を抱きしめる光(5:39)。
空蝉に甘い言葉を囁き、お姫様抱っこをし、関係を結びます。
※ちなみに、平安の夜は暗い(動画008)!から、まだ光は空蝉の顔をはっきりとみてないよ〜♪もちろん中将の君の顔も♪
※光のこのアプローチの仕方は、若さゆえ!とも思うかもやけど、上級貴族の中流・下流に対する扱い(動画009)がみてとれるところでもある♪
空蝉は、めちゃくちゃ悩みます。自分は人妻で、年も上、身分も下(8:33)!浮かれていては、光からも捨てられ、伊予介にも見捨てられ、破滅やと!
ここは、うつつを抜かしている場合やないと!拒絶を決め込みます。
紀伊守邸から帰った後、どう連絡を取ったらいいか悩んだ末に、光は空蝉の弟、小君を使うことを思いつきます(10:10)。
「小君を殿上童へ」と!この殿上童(てんじょうのわらわ)は、上級貴族の子で元服前に、見習いのために殿上の間に昇殿を許され出仕する者のことを言います。
小君は父の衛門督が亡くなっていたため、なりたくてもなれないうところを、光がアシストしました。
びっくりしたのは空蝉(10:48)!「光さん!バレる要素つくらないで〜〜〜〜〜〜〜」
再び、方違えにより(12:13)、紀伊守邸を訪れることに、浮かれる光。拒絶する空蝉。
一夜は共に出てきたもののそれっきり…近づいても拒絶され、その姿は見えない…帚木やん(13:49)!!!!
ちなみに、「不釣り合いやから消えるんや!」と返歌できてる空蝉は、さすが入内を考えてた女性。教養ある〜〜〜〜!
諦められない光!3帖へ!!!
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