皆さん、こんにちは。
突然ですが、皆さんはお台場にどのようなイメージを持っていますか?
お台場といえば、多くの商業施設が立ち並び、実際に訪れたことがある方もいれば、テレビやSNSなどで目にしたことがある方も多い場所。
まさに「東京を象徴する観光地のひとつ」と言えると思います。
しかし、そんなお台場にどんな由来があるのか、知っていますか?
今回は、お台場の由来、現在そして未来のお台場について紹介していきます。
お台場の由来は日本防衛のための軍事施設?
まず、お台場の由来について簡単に紹介します。
そもそもお台場は、ただの埋め立て地ではありません!
実は、1853年の黒船来航(ペリー来航)に端を発した、言わば日本防衛のために作られた人工島なのです。
当時、アメリカ政府から派遣されたペリーは、黒船を率いて江戸幕府に開国を迫りました。
この脅威に対して幕府は、江戸(現在の東京都)を防衛するために江戸湾(現在の東京湾)に台場と呼ばれる砲台を築くことを決定しました。
台場とは、大砲を設置するための人工的な砲台施設のことです。
歴史ドラマなどで見たことがある方も多いと思いますが、大砲とは、火薬の力で金属の弾を発射する武器で、当時の戦争で城や艦船を攻撃するために使われていました。
その台場を現在の築地からお台場の辺りにかけて11基の台場を設置する計画が立てられ、最終的に7基の台場が設置されました。
その中の第3台場と第6台場が現存し、特に第3台場は「お台場海浜公園」の一部として保存されています。
(大砲のイメージ)
(山口県下関市にて著者が撮影)
バブル経済を機に生まれ変わったお台場
開国を迫る外国勢力に対抗する為に設置された台場。しかし開国が進んだ明治時代以降、台場の軍事的な価値は徐々に薄れていきました。
その結果、台場は埋め立て地として長らく有効活用されることなく放置されていました。
そんな台場が再び注目されるのは、バブルの影響を受けた1990年代初頭。
東京都は「テレポート構想」や「東京ベイエリア構想」などの再開発プランを打ち出し、東京湾岸を未来型都市にしようという動きが本格化します。
この再開発の一環として、お台場は「商業・観光エリア」として大きく変貌を遂げていきました。
そしてフジテレビの社屋や観覧車、商業施設が次々と建てられ、多くの観光客を集める一大スポットとなったのです。
お台場を襲う過疎化の波
かつて修学旅行やデート、家族連れの定番であったお台場ですが、現在は過疎化が深刻な課題となっています。
特に新型コロナウイルスの流行以降、観光客が激減してしまいました。また1990年代の開発からすでに30年以上が経ち、建物の老朽化も進んでいます。
その影響で、2021年12月には「メガウェブ(トヨタ自動車の体験型展示場)」が閉館。
翌2022年には「ヴィーナスフォート(大型ショッピングモール)」も閉鎖され、パレットタウン全体が閉鎖されるという事態となりました。
また、アクセスの問題も影響しています。
お台場へ行くには「ゆりかもめ」や「りんかい線」といった鉄道を利用する必要がありますが、都心を走る他の路線と比べて運賃が高く、距離の割に交通費が掛かるため、他の商業施設に客足が流れていることも挙げられます。
(東京都心とお台場を繋ぐレインボーブリッジ)
(東京都内にて著者が撮影)
再び動き出す未来のお台場
しかし、お台場はこのまま終わりません。
現在、東京都と森ビルなど複数の企業が連携し、新たな再開発が進められています。
中でも注目されているのが、トヨタ自動車を中心として建設が進められている「国内最大級のバスケットボール専用アリーナ」です。
このアリーナの名称は「トヨタアリーナ東京」。
国内最高峰のBリーグに参戦する「アルバルク東京」のホームアリーナとして活用される予定となっています。またバスケットボール以外にも様々な活用方法が期待されています。
さらに、現在はメガウェブの跡地の一部を活用し、「シティサーキット東京ベイ」と呼ばれるEVカートを体験できる場が設置されています。
私も1度体験しましたが、都心で気軽にクルマを「操る楽しさ」を味わえる、非常に貴重な施設だと感じました。
(建設が進むトヨタアリーナ東京とシティサーキット東京ベイ)
(2024年9月にお台場にて著者が撮影)
まとめ
このようにお台場は日本を守るための軍事要塞として誕生した台場が由来となっています。
そしてバブル期に観光都市として生まれ変わり、現在では再び進化を続けています。
また「ただの観光地」ではなく、「国家の歴史と未来の希望が交差する場所」としての一面を持つお台場。
これからの再開発で、またどのような姿に変わっていくのか注目です!
そして、お台場のように「こんな場所に意外な由来があるんだ!」という場所は、日本中にたくさんあります。
皆さんもぜひ、街の名前の由来や歴史を調べてみてはいかがでしょうか?きっと新しい発見があるはずですよ!
最後までありがとうございました。




