概要
ある対数 に対して、自分で好きな底 を取ってきて、底 を使って下の通り対数を書き換えることを、 底の変換公式という。
例
上の例は底を で揃えてみた。下は、 が でない正の数として求めてみよう。
と底を に揃えてみると、スッキリ求まる( や を底として整理しても同様にスッキリする)。
証明
対数の計算公式
のうち、3つ目を使って示す。
いま、 対数の定義「、 として を満たす実数 が 」 より、
が成り立つ(、)。この両辺の、底を とする対数をとると、
より なので、両辺を で割って、
となる。
補足
は でも でも自由に取れるが、 底の条件として 、 を満たさないといけないことに注意。