自由民権運動とは、明治時代に起きた政治運動のこと。
国会の設立を要求した。

江戸時代が終わり明治時代になると、明治政府が成立しました。
江戸幕府倒幕に大きく貢献したのは、薩摩藩や長州藩だったので、明治政府内では薩摩藩や長州藩の発言力が強まっていきます。
このような状況を見て
「薩摩・長州出身者ばかりが日本の政治を動かしていくのはよく無い」
「日本の政治は日本の国民が動かすべきだ」
と考える人々が現れました。
彼らのことを自由民権派といいます。
自由民権派の主張は「国民が政治に参加できるように制度を整備すべきだ!」というものでした。 つまり「国会を開け!」と主張したのです。 この国会開設を要求する運動が自由民権運動です。
このような運動が日本全国で行われたので、政府は言論弾圧を行ったり、懐柔したりして、自由民権運動を抑圧していきます。
中には個人が政治家を暗殺しようとする事件も起こりました。
しかし、世論に押された政府は、最終的には国会を開くことを約束し
1890年に第一回帝国議会が開かれました。
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