明治時代とは明治の元号が使われていた1868年から1912年までの約45年間の時代。
明治時代は前半と後半に分けると覚えやすいです。
前半は国内政策、後半は国外政策が重要になってきます。
更に、前半は明治維新と自由民権運動。
後半は日清戦争と日露戦争に分けて考えることができます。
つまり明治時代は4つに分けて考えるとわかりやすいです。
それでは次に明治時代の流れを掴みましょう。
明治時代の前は江戸時代です。
しかし問題は山積みでした。
当時の日本には国会がなかったのです。
こうして「国民が政治に参加できるように国会を作れ」と主張する運動。自由民権運動が始まりました。
さて明治政府は国内の制度を整備しながら、国外に対しても働きかけていました。
この頃朝鮮は日本と清どちらにも属国と見なされていました。
そんな朝鮮国内で政府対農民の内乱が起きます。甲午農民戦争です。
この戦争に日本と清が介入。
これをきっかけとして日清戦争が勃発しました。
この戦争に勝ったのは日本です。
日本は海外に植民地を持ち、大陸進出の足場を築きました。
しかしこの出来事をよく思っていなかったのがロシア帝国です。
当時のロシアは南下政策といって南へと力を伸ばそうとしていました。
そこに日清戦争に勝利した日本が現れたので、ロシアからすると日本は南下政策の邪魔だったのです。
こうしてロシアがフランスとドイツと手を組んで、日本に清から奪った遼東半島を返せと主張しました。 これが三国干渉です。 三国と戦うほどの力を持っていない日本はこれを渋々了承しましたが、日本とロシアは因縁の関係となりました。
その後ロシアは清国内の混乱に紛れて清の一部を占領しました。 こうなると日本は納得いきません。 こうして日露戦争が勃発し、日本が勝利しました。
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