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スルタン


概要

イスラーム王朝の統治者を指す称号。

宗教的権威出会ったカリフから与えられるもの。

11世紀のセルジューク朝に始まり、20世紀の独立時まで続けられた。

流れ→セルジューク朝インド=イスラームオスマン帝国

まとめ→イスラーム

時代

1055年〜1922年

詳細

カリフから与えられる称号で、セルジューク朝をおこしたトゥグリル=ベクにアッバース朝カリフから初めに与えられました。

ブワイフ朝の大アミールに相当します。

その後スンナ派王朝における統治者の称号として、インドのデリー=スルタン朝に代表されるように浸透していきます。

オスマン帝国においては1396年のバヤジット1世からスルタンの称号を得ます。

セリム1世がカリフも継承したことで、両称号を同一人物が務めるスルタン=カリフ制が成立した、とされていましたが、スルタンの権威を高めるために作られた虚構だったそうです。

第一次世界大戦後、列強諸国の傀儡であったオスマン帝国からトルコとして独立し、スルタン制は廃止されました。

CA888016BC044F9C996CF2C7C81003CF.png トルコ独立に貢献した人物、ムスタファ=ケマル

筆者の通っていた高校の先生曰く「世界史で出てくる人物の中で一番イケメン」だそうです。

自分はネルーだと思います。

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