ブワイフ朝の後のイスラームの中心国家、セルジューク朝のお話です。
この王朝の他にも、トルコ人の王朝が多く立てられた時代でした。
まとめ→イスラーム王朝
1055年〜1256年

1055年にブワイフ朝を追ってバグダードに入城したセルジューク朝は、アッバース朝カリフからスルタンの称号を授けられます。
それまでの国家がアラブ人中心だったのに対し、セルジューク朝は東方から侵入したトルコ人の国家でした。
また同時期のトルコ系王朝として、トルキスタンのカラハン朝やアフガニスタンのガズナ朝があげられます。
セルジューク朝は、ブワイフ朝時に始まった軍人の統制制度、イクター制を普及させ、安定した社会をつくりました。
また、アッバース朝時代から始まったマムルーク制度も引き続き施行されます。
その後東方で繁栄した元の勢力のフラグに征服され、イルハン国が開かれますが、ガザンハンがイスラーム教を国教にしたことでイスラーム文化は存続しました。
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