殷
解説
伝説の夏王朝に続いて立てられた中国の王朝で、実在の証明されている最初の王朝、都は大邑商。
実在は殷墟の甲骨文字史料によって証明され、青銅器の発達や十干十二支の発明でも知られる。
邑(村のようなもの)の集合を国家とする邑制国家で、祭政一致の神権国家であった。
紂王が稀代の暴君であったことから攻められ、放伐によって易姓革命(王朝がかわること)が起こり 周 が立てられた。
流れ→初期王朝
まとめ→中国王朝
時代
前16世紀頃〜前11世紀頃
場所
補足
「酒や肉が豊富で豪奢なこと」を表す四字熟語、酒池肉林。
「以酒為池、懸肉為林、使男女倮、相逐其間、為長夜之飲」と史記では解説されています。
これは紂王の奔放さを表したエピソードなのですが、なんとなくの字面だけでも凄まじさが伺えます。
興味のある方は詳細な解説を調べてみてください(著者は漢文の授業で扱ったのですが、ドン引きしたのを今でも覚えています)。
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