周
概要
殷の後に中国にたてられた王朝。
封建制を敷き、宗法などの制度で血縁関係を重視する統治を行った。
遷都後は東周と呼ばれ、春秋戦国時代となる。
まとめ→中国王朝
時代
前11世紀頃〜前256年
前770年 西周の滅亡
前403年 春秋時代の終わり
前221年 戦国時代の終わり・秦の統一
場所
詳細
殷の紂王を倒し、放伐による易姓革命を起こした武王は、鎬京を首都とする周王朝を立てます。
一定の領地を与え、領主である諸侯に命じる代わりに王に仕えさせる封建制度を敷きました。
諸侯は王と血縁関係にあることが多く、その点で中世西欧の封建とは異なります。
また、卿・大夫・士といった身分秩序や宗族(血縁関係にある人々)を宗法でまとめる制度などが整えられました。
しかし年を重ねるにつれて血縁の繋がりが疎遠になりまとまりが弱くなり、王朝は都を追われ洛邑へと都を遷し、東周となります。
一般に「周」が指すのは遷都以前の周(区別のため西周と呼ばれることもある)のことです。
以降春秋・戦国時代と呼ばれる国が乱立する時代に入りますが、戦国時代に入る頃には影響力はほとんど失われ、秦により前256年に滅ぼされました。
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