失礼な言い方になってしまうが、語弊を恐れずに言うと山の中にぽつんとある田舎の小国といった感じ。
ものすごく発展しているわけではないし、人口も多くなく、かといってものすごく貧しいわけでもない。
水力発電で作った電力を外国に輸出しているのが最大の特徴。
(国土地理院 標準地図をもとに筆者編集)
全土がヒマラヤ山脈に位置し、山がち。
というより、ヒマラヤ山脈の中にある国。
(国土地理院 標準地図をもとに筆者編集)
標高が高いため冷涼。
農業はあまり盛んではなく、自給的農業が中心。
急峻な地形をいかした水力発電が盛んで、電力が主要な輸出品目になっている。
工業は未発達。
内陸国で人口が少なく、山がちで工業には不向きであることが要因。
人口は約80万人で、福井県の人口より少し多いくらい。
国としてはかなり少ない方。
首都のティンプーもこんな感じで、小さい国であることがなんとなく伝わるかと思う。
ほとんどがチベット仏教。
山岳地方であることから、文化的にもチベットの続きと考えるとわかりやすい。
人口が少なく、高度な産業が発達していないことから経済は弱小で、経済的に豊かとはいえない。
一人当たりGDPは約3300ドルで、インドと近い。
2013年、国連が発表する世界幸福度ランキングで8位を獲得し、世界的に注目を集めた。
「国民総幸福量(GNH)」という概念を提唱し、貧しい国なのに幸福度が高いということで世界的に注目を集めたが、現在はランキングが低下。95位まで下がってしまった。
これにはSNSの普及が影響していると言われており、ブータン国民がSNSで外国の豊かな生活を知ってしまったために幸福度が下がったと言われている。
学生諸君もSNSで幸福度を下げてしまっては勿体ないので、うまい付き合い方を考えていかれることを勧めたい。
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