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区分求積法


概要

シグマによる値の和の極限を、積分によって求めることができるというのが、区分求積法のすごいところである。

同時に、式に圧倒されるランキングでも上位にくるが、これは式をまるごと覚えるよりも、 左辺の式がなぜ右辺と等しくなるかグラフで理解した方が 倍使えるので、下の例で確認する。

を求める。このような、 個の和の極限が聞かれていたら、区分求積法が怪しい。

まず、このような数列の和が出てきたら、、つまり が作れないかと考える。そうすると、

と変形できる。ここで、 の部分を に置き換えて、関数 を考える。

そうすると、この値は、

と書き換えられる。この極限の中身は何を表すかというと、下のグラフの短冊状の面積の和(黄色の部分)になる。

短冊の横の長さが で縦の長さが であるため)

そして、この値の極限()とは、短冊の 軸上の範囲を で固定したまま、 この短冊の幅をめちゃめちゃ細かくしていくことなので、 赤の面積に近づいていく

この赤の面積こそが、区分求積法の右辺である、

になるのである。そしてめでたく計算ができて、

最後は 分の の積分

補足

左辺が以下の形(シグマの開始と終了が 少ない)でも、同じ変形ができる。

この場合は、短冊の横の長さが で縦の長さが となるが、極限をとると、結局上と同じ面積を表していて、同じ積分の値になる。

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