めずらしく受験生に向けて伝えたいことがあります。
これは本当に男子に多い特徴なんですが、理解力・答案再現力があるにも関わらず、基本的な計算を怠り難しい問題集、場合によっては大学入試では出題されないレベルの教材ばかりやっていて、受験に大きく失敗するということが毎年必ず見受けられます。
そういう生徒はだいたい高校3年生になった頃には数Ⅲの積分計算などが、まともにできなくなっています。(本人は、こんなの余裕だしつまらないと思っている)
この授業を見ている方には本当に本当に口を酸っぱくして言いたいことは、基本的な計算演習をこれでもかというくらい繰り返してほしいということです。4stepのA問題など「こんなに簡単なのやってどうするの?時間の無駄でしょ」と感じるレベルのものです。
高校生の男子は学校の友達の影響で、難しい問題集を取り組んでいるほど、すごい、偉い、という暗黙のマウントの取り合いをやっていて客観的に自分を見れていない生徒が一定数います。自分が当てはまっていないか、よく自分を分析してみてください。
また、「計算ミスが減らなくて‥」という生徒は男子に限らず、誰もが相談してくる話ですが、その意味合いが男子と女子で異なる傾向があります。
女子の場合は単純に「計算ミスが減らなくて本当に困っている」という意味合いなことがほとんどですが、男子の場合は「解き方はわかっているし、解けるはずなのに、計算ミスのせいで本当の実力が点数に反映されていないんです」というある種、自分を過信していたり、ちょっと努力すれば計算ミスはなくせるから今回たまたま結果が良くなかったんですというような言い訳のような捉え方で話していることが多いです。
僕自身、授業を撮影するとき、撮影後も板書ミスがないか、編集ミスがないかなども含めて、これでもかというほど何度もチェックします。板書ミスをして撮り直すことは多いですし、元々の板書ノートがよくよく見てみると分数の計算にミスがあったなど、未だに日常茶飯事です。何が言いたいかというと計算ミスを減らすための「念入りなチェック」は大人になってからも必要になる能力ですし、「簡単に改善されるものではない」ということです。繰り返し自分の書いた計算や答案を他人の目になったつもりで疑って読み返すしかないです。
理解力・答案再現力がある生徒ほど本当にもったいないと毎年感じます。