免疫とは、自分以外のもの、つまり、病原体や有害物質などの非自己物質から 自分を守るしくみのこと。
特に、体内に侵入した非自己物質を排除するしくみのことをさすとされる。
ヒトの場合、以下の3段階のしくみにより、体が守られている。
①で防げなかったら②、②で防げなかったら③、というイメージ。
・化学的防御
消化酵素や胃液、涙などによる。特に、涙などに含まれるリゾチームという酵素が、細菌の細胞壁を分解するということは抑えておこう!
・物理的防御
皮膚や繊毛運動、くしゃみ、咳などによる。
抗原の種類に関わらず同じように、(=非特異的)マクロファージ・好中球・樹状細胞が食作用を行う。
B細胞・T細胞といったリンパ球が関わる。 リンパ球には多くの種類があり、抗原の種類により、それに適したリンパ球がはたらく。(=特異的)
※特異的⋯抗原の種類によって、それに適応した免疫細胞がはたらく、ということ。
非特異的⋯抗原の種に関わらず、「抗原」に対して無差別に同じようにはたらく、ということ。
以下の免疫器官は覚えておこう。
特に、B細胞は骨髄で分化し、T細胞は胸腺で分化する、ということはしっかりおさえておこう!
以下の免疫細胞は覚えておこう。
これらはすべて白血球であるということをおさえておこう!
ちなみに、全ての血球は、造血幹細胞 が分化して作られるものである。
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