
※「活用語」とは、動詞・形容詞・形容動詞・助動詞のこと。
「つ」の活用の母音に引っ張られて、「ぬ」の活用を「ね・ね・ぬ・ぬる〜〜」としてしまいがちなので、注意。
例文①:この男垣間見てけり。(伊勢物語)
訳文①:この男はこっそりと覗き見てしまった。
例文②:はや舟に乗れ。日も暮れぬ。(伊勢物語)
訳文②:早く舟に乗れ。日も暮れてしまう。
例文:神落ちかかりぬべし。(竹取物語)
訳文:雷がきっと落ちかかってくるだろう。
例文:浮きぬ沈みぬ揺られければ(平家物語)
訳文:浮いたり沈んだりしながら揺られていたので
まず、完了の意味について、「つ」「ぬ」の使い分けを押さえておこう。
また、「つ」「ぬ」の下に推量の意味の助動詞が付くと、強意の意味になる。
最後に、並列の場合は「…つ…つ」「…ぬ…ぬ」という形になっているので、すぐわかる。
上の例文も全てこの識別でいけるので、見分け方を確認しよう!
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