古墳時代とは、古墳が盛んに作られた時代。 弥生時代の次で、飛鳥時代の前。 年代で言うと3世紀中頃から7世紀ごろにあたる。
古墳時代についてはわかっていないことが沢山あります。
なぜかというと、この時代には文字がないからです。
これ以前には中国王朝で記録された歴史書から日本の歴史を読み取れましたが
中国大陸で大きな戦いが起きたことにより、中国王朝は日本のことを書き記している場合ではなくなります。
この文字情報のない時代のことを日本では、空白の4世紀と呼んでいます。

しかし文字がなくても遺跡や遺物は残っています。
こうしてこの頃の調査の対象として挙がってくるのが古墳なのです。
この頃、前方後円墳と呼ばれるお墓が全国各地で造られました。
同じ形の古墳が全国各地で見つかることから、この頃の日本は広い範囲で同じ文化を共有していたと考えられています。
この広い範囲を勢力圏としていた勢力こそがヤマト政権です。
このヤマト政権は大王を中心とした豪族連合でしたが、時代が進むにつれて豪族が大王に従属するようになっていきます。 この大王が後の天皇です。 こうして日本の歴史に天皇が現れて、飛鳥時代へと繋がっていきます。
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