中国などの王朝の宮廷で皇帝や後宮に仕える去勢された男性。
後漢末、明の時代に特に大きな権力を持った。
まとめ→中国王朝
〜1912年
皇帝や王室に仕え、去勢された男性を指すのが宦官ですが、特に中国王朝で大きな権力を持ちました。
中国における宦官の起源は殷代とされています。
存在感を最初に示したのは後漢末で、外戚、儒学者との対立から党錮の禁を行うなどします。
ほとんどの中国の王朝で大きな権力を振るった宦官ですが、明代には特に活躍しました。
永楽帝 の時代の宦官、鄭和の南海遠征などがその例です。
末期に形成された東林派は宦官の勢力拡大に反対していました。
その後も宦官の登用は続き、清が滅びるまで宦官は置かれていました。
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