イスラム教には、大きく二つのグループがある。
この二つのグループは非常に仲が悪い。
スンニ派が圧倒的に多い。
古い数字になるが、2009年の調査によると、
ほどとされている。

シーア派は中東だけ。
スンニ派は全世界に広がる。
シーア派はイラン~レバノンに多く、「シーア派三日月地帯」と呼ばれる。
緑がスンニ派、赤がシーア派(wikimedia commons)
スンニ派とシーア派は非常に仲が悪い。
宗教的な考えも合わないうえ、国家間の政治的な思惑や経済的利権なども複雑に絡み合い、スンニ派勢力とシーア派勢力がずっと対立している。
仲の悪さを象徴するのがサウジアラビアとイランの関係で、2016年~2023年は国交を断絶するまでに関係が悪化した。
シーア派は全世界でみると少数派だが、中東地域に限るとスンニ派と勢力が拮抗しており、スンニ派と激しく対立している。
緑がスンニ派、赤がシーア派(wikimedia commons)
シーア派の盟主はイランで、
など、各地のシーア派勢力を支援している。
とうぜんスンニ派もこれに対抗するわけで、この両勢力の対立が中東の不安定化の一因となっている。
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