アフリカの言語

「二つの言語」

アフリカでは、

• 公用語（公式な場で使われる言語）
• 現地語（実際の生活で使われる言語）

が異なることが多い。

これは、

• アフリカの言語には西洋的概念（化学、民主、社会など…）を表す言葉が少ないので、高度な教育や学術、政治などを行うことが難しい
• 多民族国家が多い

という理由がある。

公用語

• 旧宗主国の言語
• アラビア語
• スワヒリ語

でほとんど説明がつく。

分布

北アフリカでは、アラビア語が多い。

サハラ以南アフリカでは、旧宗主国の言語が採用されることが多い。

東アフリカは、スワヒリ語が多い。

（mapchartで作成）

現地語

北アフリカ

アラブ世界に属し、アラビア語が大多数。

マグレブ諸国にはアフロ・アジア語族のベルベル人も分布する。

東アフリカ

スワヒリ語が多い。

マダガスカル

マレー系（オーストロネシア語族）が多い。

アフリカでは例外的。

それ以外

ニジェール・コルドファン諸語が多い。

南部に少数ほかの言語集団がある程度。

（国土地理院 標準地図をもとに筆者作成）