情報を利用できる人とできない人の間に生まれる格差。
ここでの「情報」とは、特にインターネットを通じた情報取得を指すことが多い。
インターネットへアクセス可能な環境にあるかどうか、インターネットを利用できる知識・技術(情報リテラシー)があるかどうかによって、デジタルデバイドが発生する。
今の世の中、デジタル化されているサービスは多いですよね。電子メールとか、喫茶店のモバイルオーダーとか、ネットショッピングとか。
もし、自分だけ、それらのデジタル化されたサービスの利用が全くできなくなってしまったらどうでしょうか。
間違いなく、めちゃくちゃ不便になるはずです。友達とLINEができないから直接会うか手紙でやり取りするしかない。ネットショッピングできないから、ほしいものが近所になければ遠いところまで買いに行かなければならない。銀行の手続きも全部窓口に行かないといけない。
なのに、周りの人は便利なオンラインサービスを使ってらくらく買い物をし、みんなとやりとりし、友達と交流を深め、空いた時間で勉強し、生活の質を高めています。おそらくあなたは周りにどんどん取り残されていくような感覚を覚えるでしょう。
これが情報格差、デジタルデバイドです。
情報にアクセスできるかどうかによって生産性に差が生まれ、最終的に所得に大きな差がついてしまい経済格差が生まれてしまう、という問題があります。
そもそも、インターネットにアクセスしたくてもできない環境にある場合です。
田舎や貧しい発展途上国では、インターネット通信網が整備されておらず、電波が飛んでいないためネットが使いたくても使えない状態にあります。
先進国はインターネットを用いて効率的に仕事をし、どんどん稼いでいくのに、ネットが使えない発展途上国はそうすることができない。こうして経済格差が開いていってしまうといった問題が起こっています。
デジタルに疎いおじいちゃんおばあちゃんを想像してみると分かりやすいでしょう。パソコンとかタブレットとか、スマホの使い方が分からなくて係員や店員に操作方法を尋ねている場面は、よく見かけると思います。
端末を操作し、インターネットから情報を取得できる技能のことを情報リテラシーと言いますが、情報リテラシーがないと、便利なサービスを受けられません。
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