現在のロシアの源流となる東スラブ人国家の始まりのお話です。
ノルマン人がキエフ公国を立て同化し、モンゴルの支配される時代がありながらも16世紀まで王家を存続させます。
〜16世紀末

民族の一つ、スラブ人は現在の東ロシア地域に住んでいました。
ゲルマン人の一派、ノルマン人は9世紀にドニエプル川流域に進出し、ノヴゴロド国、キエフ公国を立てます。
キエフ公国のノルマン人は原住民の東スラヴ人と同化しスラヴ化し、ウラディミル1世の時に最盛期を迎えます。
その後農民の農奴化などで混乱し、13世紀にはモンゴルのバトゥがキプチャク=ハン国をたてます。
15世紀になるとスラブ人国家のモスクワ大公国がモスクワを中心に勢力を伸ばし、イヴァン3世の時にモンゴル支配から脱却してツァーリ(皇帝)の称号を用い始めます。
彼の孫、イヴァン4世は中央集権化を推し進めますが後継を作れず、ロマノフ朝に取って代わることとなります。
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