概要
放物線
と直線
の交点の 座標を とすると,この放物線と直線で囲まれた図形の面積 は次の式で求められる(下の証明の式変形をおさえておくことが大事で、面積の問題じゃなくても定積分の計算にとても役立つことがある)。必殺奥義的なもの。通称「 分の 」公式。

また、放物線
と接線
の接点の 座標を とすると,この放物線と接線と で囲まれた図形の面積 は次の式で求められる。

さらに、放物線
と 本の接線の接点の 座標を とすると、この放物線と 接線で囲まれた図形の面積 は次の式で求められる。
ちなみに、この 本の接線の交点の 座標は必ず となる。

証明
例として、 つ目の公式を の場合で示す。 や残りの式についても、同様にして求めることができる。
下の★の値が と計算できることがとても大事(下の証明の式変形をおさえれば、 放物線同士でも応用できる)。面積を求める計算以外にも、極大値と極小値の差を求める問題などでも、この式変形が活躍したりする。(リンクを飛んで動画を確認しよう)
なお、証明の式変形に出てくる「1次式のn乗の積分」の辞書はこちら。とても使える技!
補足