北部に住んでいたゲルマン人が約200年かけてヨーロッパに移動するお話です。
ゲルマン人によって西ローマ帝国は滅ぼされました。
まとめ→中世ヨーロッパ
4世紀〜6世紀

バルト海沿岸を現住地とするゲルマン人は、人口の増加により西に向かい進出し、ローマ帝国と境を接するようになります。
さまざまな部族に分かれていたゲルマン人は、それぞれの部族が各地域に進出していきます。
東ゴート人、西ゴート人は現在のフランス周辺に滞在していましたが、4世紀後半、フン人により圧迫され、イタリア南部、イベリア半島にそれぞれ王国を立てます。
フン人はアッティラ王がパンノニア(現在のハンガリー)に王国を立てますが、西ローマ帝国に滅ぼされます。
そんな西ローマも、ゲルマン人傭兵隊長オドアケルにより滅ぼされます。
また、ヴァンダル人は北アフリカに、ブルグンド人はガリア東南部に、フランク人はガリア北部に、アングロ=サクソン人は大ブリテン島にそれぞれ王国を立て、6世紀半ばのランゴバルド人の北イタリアへでの建国で民族移動は収束を見せます。
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