終助詞は名前の通り文末に付く。まるっと学ぼう。

自分の願望を表す。他への願望を表す「なむ」との違いに注意。未然形に接続する。
未然形+接続助詞「ば」+係助詞「や」 の「ばや」と混同しないように注意しよう。
※基本的には、文中にあるか文末にあるかで見分けられる。
完了の助動詞「つ・ぬ」の連用形「て・に」+過去の助動詞「き」の連体形「し」+願望の助詞「か」「かな」などがついた形。なので、「つ・ぬ」の接続ルールが発動して、連用形に接続する。
英語の仮定法過去と同じように、過去の助動詞を用いることで実現性の低い願望を表している。(過去の願望ではない点に注意)
願望の助詞は、平安時代以降は濁音化した「が」「がな」が使われるようになった。
「ばや」と違い、自分以外の誰か・何かへの願望を表す。未然形に接続する。他の「なむ」との識別に注意。
こんな感じで見分けられる。
体言や活用語の連用形、助詞などに接続して、「…があればなあ」という願望を表す。
「かな」は体言・連体形に、「な」は体言・文末に付いて、詠嘆を表す。「な」については下で見るように「禁止」の意味もあるので、接続で見極めよう。
文末、つまり文が終わった形に接続して、「…よ」「…だよ」という念押しを表す。マイナーな終助詞。
「な」は終止形に、「そ」は連用形に付いて、禁止を表す。(「そ」は、カ変・サ変には未然形に接続する)
※この「な」は副詞で、「な…そ」で禁止を表すことが多い。
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