#反応速度 反応速度式 過酸化水素 実験 #高校化学 #エンジョイケミストリー
化学における反応速度の定義から過酸化水素の分解実験を根拠として反応速度式を決める方法について講義しています
内容
化学における反応速度はある一定時間内に減少する反応物の物質量またはモル濃度の時間変化量で定義されます。いわゆる変化の割合にマイナス符号をつけたものですが、実際に実験をしてそのデータから反応速度式を求める方法について講義しています。
化学平衡まで勉強してしまうと、質量作用の法則(化学平衡の法則)の公式のイメージから反応速度式を勝手に誤解する学生がたくさんいます。声を大にして言いますが、化学反応式から反応速度式を求めることはできません。すべて実験することによって求めます。
過酸化水素は一次反応なので、過酸化水素のモル濃度が反応速度に比例します。これは実験から求められた事実です。過酸化水素の分解による反応速度式の問題はとにかく大学入試でよく出てきます。