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コロイド 分類 分散媒 分散質 状態 高校化学 エンジョイケミストリー 114302


ヒロシのエンジョイケミストリー

10分36秒

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説明

#コロイド 分類 分散媒 分散質 状態 #高校化学 エンジョイケミストリー
状態によるコロイドの分類について語っています
内容
コロイドの状態による分類は教科書や参考書でコロイドの章で比較的始めの方に出てくる9分割のアノ表です。有名すぎるアノ表ですが、「クッキー」や「スポンジ」「軽石」「豆腐」など色々でてきて何が何だか分からなくなって諦める人がたくさんいます。
わからなくなる理由は至って単純で、コロイドを学習するとき、最初にコロイド粒子のサイズから入ります。溶液中のコロイド粒子という先入観があまりにも強烈であるため、コロイド分散系とは何かという部分に目が行かないことにあります。なので、合成繊維という流動性がない分散媒に空気という分散質が分散していると言っても中々理解してもらえません。
また、世の参考書なども具体的な物質の分類が表にはなっているものの、その物質の分散媒と分散質をしっかり記述しているものを全然見かけません。
おまけに「ゾル→ゲル→キセロゲル」の変化反応では、途中で分散媒と分散質が入れ替わってしまうことを明確にしていないため、あやふやになっているからではないかと思われます。豆乳は豆乳タンパク質(+脂質)が分散質、水が分散媒ですが、にがりによる塩析で沈殿した分散質を絞って水をかなり除去するため、ゲル化したときに分散質だった豆乳タンパク質が流動性のない豆乳タンパク質として分散媒に立場が変わります。しかし、ゲルからキセロゲルに乾燥するとき、「分散媒の水を除去して」と記述されているものが結構世に存在します。恐らくこの分散媒は豆乳のときの立場で述べられていると思いますが、読者ましてや高校生がそこまで忖度して読み取るとは思えないため、混乱を来しています。
入試では忘れた頃に問われるコロイドですが、令和3年の入試は新型コロナウイルス騒動で「エアロゾル」が話題になりましたので、入試出題では「#エアロゾル 」は要注意です。あくまでも「エアロゾル」はコロイド分散媒の状態の一つであり、感染性があるのは「エアロゾル」の分散媒である「唾液中に含まれる新型コロナウイルス」であることを知っていなければなりません。
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