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ミツバチの8の字ダンスについての講義です。慣れないうちは試験中、問題用紙をくるくる回すこともあり得ます。
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• ミツバチの8の字ダンス②(問題演習編) 高校生物
●巣の中からは空が見えない。ミツバチどのように太陽の位置を推定するのか?実は、ミツバチには、人間には見えない、太陽からくる紫外線のパターン(偏光の振動方向)を感知する能力があり、直接空と太陽を見なくても、太陽のある方向を知ることができるのである。同じ理由で、曇りの日、太陽が見えない日でも、太陽のおおよその位置を知ることができる。
●ミツバチのダンスは、蜜あるいは花粉を発見したミツバチのワーカー(働き蜂)が帰巣後、巣板にいる同胞に情報を伝えるため、腹部をはげしく振動させながら歩きまわる行動である。フリッシュが詳しく研究した(フリッシュはノーベル賞を受賞した)。
●体表に残る花の香は蜜源植物の香を伝え、
また蜜源の距離が巣から約100 m未満の場合には円を描く円形ダンスとなり、
それより遠い場合には重力方向に対し一定の角度を保ってまず直線を描き、次に右または左に回転してもとの位置に戻る8の字ダンスを躍る。
直線部が重力の反対方向(鉛直上方)となす角は、巣から見て太陽の方向と餌の方向とのなす角に一致する(太陽コンパス)。
さらにダンスの速さは距離に反比例し、これによって距離情報を伝達している。
ダンスの継続時間が長いほど蜜源が豊富で出動する働き蜂が多数必要なことを示す。
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