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【高校古文】宇治拾遺物語『小野篁、広才のこと』内容解説(現代語訳・意訳)|万葉授業1限目


よろづ萩葉の万葉ちゃんねる

7分49秒

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説明

古典作品についてお話をする「万葉ちゃんねる」のよろず萩葉です!
今回は「【宇治拾遺物語】小野篁、広才のこと」の内容解説です。
テスト対策(文法・敬語)→https://youtu.be/n8QB9ykuW_I
テスト対策(助動詞)https://youtu.be/JwVpNAXjx6I

◆「万葉授業」再生リスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLNPIDLCvq9XbujOfbxsExKBsflYRVvV7s

教科書よりも内容が理解しやすい教材を目指していきます。
◆解説記事:https://note.com/manyou/n/ne6c8b2cf0952
◆動画編集:https://twitter.com/u_canyu

【本文】
小野篁、広才のこと

 今は昔、小野篁といふ人おはしけり。嵯峨の帝の御時に、内裏に札を立てたりけるに、「無悪善※」と書きたりけり。帝、篁に、「読め。」と仰せられたりければ、「読みは読み候ひなん。されど、恐れにて候へば、え申し候はじ。」と奏しければ、「ただ申せ。」とたびたび仰せられければ、「さがなくてよからんと申して候ふぞ。されば、君を呪ひ参らせて候ふなり。」と申しければ、「これは、おのれ放ちては、誰か書かん。」と仰せられければ、「さればこそ、申し候はじとは申して候ひつれ。」と申すに、帝、「さて、何も書きたらんものは、読みてんや。」と仰せられければ、「何にても読み候ひなん。」と申ければ、片仮名の子文字を十二書かせ給ひて、「読め。」と仰せられければ、「ねこの子のこねこ、ししの子のこじし」と読みたりければ、帝ほほ笑ませ給ひて、事なくてやみにけり。

【※追記】2020/4/13
「無悪善」:平安時代に流行したいたずら書き。

【参考】
新日本古典文学大系

【音源使用】
甘茶の音楽工房

#万葉ちゃんねる #古文 #小野篁広才のこと
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