【古文解説】袴垂、保昌にあふこと〈宇治拾遺物語〉現代語訳・意訳|万葉授業【古典Vtuber/よろづ萩葉】
8分12秒
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説明
古典Vtuberによる古文解説!
「宇治拾遺物語」より、「保昌と袴垂(袴垂、保昌にあふこと)」を解説します。
アニメーションによる意訳、音読、語句の解説をしています。
授業の予習・復習や定期テスト対策にお役立てくださいませ!
(以前公開した動画を新たに作り直したものになります)
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【引用・参考】
新日本古典文学大系
第一学習社 高等学校古典B古文編
【素材】
▼楽曲・効果音
花城宮 季都輝さま: / kahttps://twitter.com/Kagimiya_Itsuki工房:https:https://amachamusic.chagasi.com/ター用
0:00 はじめに
0:21 原文
2:58 語句・人物
4:03 意訳・解説
【原文】
昔、袴垂とて、いみじき盗人の大将軍ありけり。十月ばかりに、衣の用なりければ、衣少しまうけんとて、さるべき所々うかがひありきけるに、夜中ばかりに、人みな静まり果ててのち、月の朧なるに、衣あまた着たりける主の、指貫の稜挟みて、絹の狩衣めきたる着て、ただ一人、笛吹きて、行きもやらず練り行けば、「あはれ、これこそ、我に衣得させんとて出でたる人なめり。」と思ひて、走りかかりて衣を剥がんと思ふに、あやしくものの恐ろしくおぼえければ、添ひて二、三町ばかり行けども、我に人こそつきたれと思ひたるけしきもなし。いよいよ笛を吹きて行けば、試みんと思ひて、足を高くして走り寄りたるに、笛を吹きながら見返りたるけしき、取りかかるべくもおぼえざりければ、走り退きぬ。
かやうに、あまたたび、とざまかうざまにするに、つゆばかりも騒ぎたるけしきなし。稀有の人かなと思ひて、十余町ばかり具して行く。さりとてあらんやはと思ひて、刀を抜きて走りかかりたるときに、そのたび、笛を吹きやみて、立ち返りて、「こは何者ぞ。」と問ふに、心も失せて、我にもあらで、ついゐられぬ。また「いかなる者ぞ。」と問へば、今は逃ぐともよも逃がさじとおぼえければ、「引剥ぎにさぶらふ。」と言へば、「何者ぞ。」と問へば、「字、袴垂となん、いはれさぶらふ。」と答ふれば、「さいふ者ありと聞くぞ。あやふげに、稀有のやつかな。」と言ひて、「ともにまうで来。」とばかり言ひかけて、また同じやうに笛吹きて
行く。
この人のけしき、今は逃ぐともよも逃がさじとおぼえければ、鬼に神取られたるやうにて、ともに行くほどに、家に行き着きぬ。いづこぞと思へば、摂津前司保昌といふ人なりけり。家のうちに呼び入れて、綿厚き衣一つを給はりて、「衣の用あらんときは参りて申せ。心も知らざらん人に取りかかりて、汝あやまちすな。」とありしこそ、あさましく、むくつけく、恐ろしかりしか。いみじかりし人のありさまなりと、捕らへられてのち、語りける。
#万葉ちゃんねる #アニメ #古文 #古典 #テスト対策
#古文解説 #古典解説 #vtuber #学術系vtuber
「宇治拾遺物語」より、「保昌と袴垂(袴垂、保昌にあふこと)」を解説します。
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0:21 原文
2:58 語句・人物
4:03 意訳・解説
【原文】
昔、袴垂とて、いみじき盗人の大将軍ありけり。十月ばかりに、衣の用なりければ、衣少しまうけんとて、さるべき所々うかがひありきけるに、夜中ばかりに、人みな静まり果ててのち、月の朧なるに、衣あまた着たりける主の、指貫の稜挟みて、絹の狩衣めきたる着て、ただ一人、笛吹きて、行きもやらず練り行けば、「あはれ、これこそ、我に衣得させんとて出でたる人なめり。」と思ひて、走りかかりて衣を剥がんと思ふに、あやしくものの恐ろしくおぼえければ、添ひて二、三町ばかり行けども、我に人こそつきたれと思ひたるけしきもなし。いよいよ笛を吹きて行けば、試みんと思ひて、足を高くして走り寄りたるに、笛を吹きながら見返りたるけしき、取りかかるべくもおぼえざりければ、走り退きぬ。
かやうに、あまたたび、とざまかうざまにするに、つゆばかりも騒ぎたるけしきなし。稀有の人かなと思ひて、十余町ばかり具して行く。さりとてあらんやはと思ひて、刀を抜きて走りかかりたるときに、そのたび、笛を吹きやみて、立ち返りて、「こは何者ぞ。」と問ふに、心も失せて、我にもあらで、ついゐられぬ。また「いかなる者ぞ。」と問へば、今は逃ぐともよも逃がさじとおぼえければ、「引剥ぎにさぶらふ。」と言へば、「何者ぞ。」と問へば、「字、袴垂となん、いはれさぶらふ。」と答ふれば、「さいふ者ありと聞くぞ。あやふげに、稀有のやつかな。」と言ひて、「ともにまうで来。」とばかり言ひかけて、また同じやうに笛吹きて
行く。
この人のけしき、今は逃ぐともよも逃がさじとおぼえければ、鬼に神取られたるやうにて、ともに行くほどに、家に行き着きぬ。いづこぞと思へば、摂津前司保昌といふ人なりけり。家のうちに呼び入れて、綿厚き衣一つを給はりて、「衣の用あらんときは参りて申せ。心も知らざらん人に取りかかりて、汝あやまちすな。」とありしこそ、あさましく、むくつけく、恐ろしかりしか。いみじかりし人のありさまなりと、捕らへられてのち、語りける。
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