質問いただいた三点交雑の問題を解説しました!基本的な内容から連鎖・組換え、三点交雑を考えていくので非常に良い問題だと思います!
問題PDFはこちら↓
https://drive.google.com/file/d/1DWht7-X58fpftnC32fPL8ujjVn0DLg4l/view?usp=sharing
問題文↓(図は動画やPDF等でご確認下さい)
神戸常盤大学2017
ある植物について、3組の対立遺伝子(Dとd、Eとe、Fとf)に着目して次の実験(実験1〜4)を行なった。これらの対立遺伝子は花色(Dとd)、花粉の形(Eとe)、草丈(Fとf)を決定する遺伝子で、D・E・Fはそれぞれd・e・fに対して優性である。また、この3組の対立遺伝子は同じ染色体上にある。これについて以下の問い(問1〜5)に答えよ。
実験1:異なる純系の2系統を交雑して得られたF1の表現型は全て〔DEF〕であった。
実験2:実験1で得られたF1を表現型が〔def〕の個体と交配して得られた次世代について、花色と草丈に注目して表現型を整理すると、表現型が〔DF〕のものの割合は47.5%であった。
実験3:実験1で得られたF1を表現型が〔def〕の個体と交配して得られた次世代について、花粉の形と草丈に注目して表現型を整理すると、表現型が〔EF〕のものの割合は7.5%であった。
実験4:実験1で得られたF1を自家受精して得られたF2について、花色と花粉の形に注目して表現型を整理すると、
〔DE〕:〔De〕:〔dE〕:〔de〕=201:99:99:1であった。
問1 花色と草丈の遺伝子の組換え価を求めよ。
問2 花色と花粉の形の遺伝子の組換え価を求めよ。
問3 花色、花粉の形、草丈の染色体地図として最も適切なものはどれか。次のア〜カのうちから一つ選べ。
問4 実験1で交配に用いた、異なる純系の2系統の遺伝子型を答えよ。
問5 実験1で得られたF1を表現型が〔dEf〕の純系の個体と交配した。得られた次世代の個体のうち、表現型が〔EF〕のものの割合は何%か。