共通テストに向けて、思考力問題を解いていきましょう!!
以下問題↓
問1 地衣類に関する記述として最も適当なものを、次の①〜④のうちから一つ選べ。
①藻類あるいはシアノバクテリアと菌類が共生している。
②一年生の草本で、乾燥している時期や寒い時期は種子で過ごす。
③熱エネルギーを化学エネルギーに変換して有機物を合成する。
④無機物から有機物への合成は行わないが、わずかな栄養でも生育できる。
問2 次の記述a〜dは、遷移の初期と後期を比較したときにみられる傾向を述べたものである。正しい記述の組合わせとして最も適当なものを、下の①〜⑥のうちから一つ選べ。
a 地表の湿度は初期ほど高く湿っており、後期ほど乾燥する傾向がある。
b 地表の温度は初期ほど安定しており、後期ほど変化しやすい傾向がある。
c 種子散布は初期ほど風によるものが多く、後期ほど重力散布になる傾向がある。
d 土壌は初期ほど未発達で、後期ほど発達し腐植土層が多くなる傾向がある。
①a、d ②a、c ③a、d ④b、c ⑤b、d ⑥c、d
問3 マメ科植物は根に細菌を共生させて栄養分の乏しい土地でも生育することができる。これについてオオバヤシャブシに共生している細菌に関する記述として最も適当なものを、次の①〜④のうちから一つ選べ。
①空気中の二酸化炭素を取り込み、有機物を合成する。
②空気中の窒素を取り込みアンモニウムイオンを合成する。
③硝酸イオンや亜硝酸イオンを利用して窒素(N2)を生じる。
④アンモニウムイオンから硝酸イオンを生じる。
問4 下の文章中の( ア )に入る言葉として最も適当なものを、次の①〜④のうちから一つ選べ。
A:火山の噴火後は、噴火物が絶えず転がることでコケ植物が生えない環境になっているんだ。
B:では、多年生草本や木本はどのようにして侵入するのですか?
A:( ア )なことが多んだよ。
B:そうなのですか!?教科書によると、その場合は二次遷移になると思うのですが。
A:そうかもしれないね。でも自然界には、教科書通りにはっきりと区別することができない事象は数多く存在するよ。
①溶岩中には高温にも耐えられる植物の種子が多く含まれ、その種子が発芽して再生する。
②溶岩や火山灰の下にある噴火前に形成された土壌中に残っていた種子や地下茎などから再生する。
③動物の毛に付着していた種子や、動物のふんの中に含まれている種子が持ち込まれて発芽する。
④綿毛をもった種子が風によって運ばれてきたり、水によって運ばれて持ち込まれたりする。