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高校時代のモチベーションと1つの後悔|東大毎日塾・内田塾長インタビュー①


その他
2022年12月21日

ばってんです ♨️
 
普段、目の前の宿題やらテスト勉強に追われてしまい、なかなか将来のことを考えたり、自分の価値観を広げたりすることって少ないと思います。でも、結構重要なんですよね。
 
ここに関しては学校の先生もそこまでは詳しく知らない場合があるので、実際に大学を卒業して社会で活躍している方の体験談を聞いて、追体験するのが良いです。
 
そこで今回は、浦和高校から現役で東京大学に行き、現在は起業して「東大毎日塾」というオンライン塾を経営されている内田悠斗さんに、高校時代の過ごし方から受験勉強の極意、大学での経験、さらには起業されてからの話をじっくりとインタビューしました!
 
インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、4部構成になっています。志望校に関係なく刺激的な内容なので、ぜひ役立ててみてください!

 
勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。
 

東大毎日塾・内田塾長へのインタビュー

(東大毎日塾の内田塾長です!キャッチフレーズ最高です)


今回は第一回で、高校時代の毎日の過ごし方や、志望校をどうやって決めたかなどを深く伺いました。

高校での日々の生活

今日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

埼玉の浦和高校のご出身と伺いましたが、どんな高校生活を送られていたのですか?

軟式テニス部に入っていたのですが、ひたすら部活をやってましたね。基本週6は部活があって、日曜も大会があったりという感じでした。部活は高3の6月までやってましたね。

夏休み前まで部活をされていたのですね。周りの友達もそんな感じでしたか?

そうですね、基本みんな高3までやって、自分よりもっと長く続けている人もいました。

部活以外にも学校のイベントもたくさんあって、古河マラソンといって、みんなで50km走るイベントとか、2km泳ぐ遠泳のイベントとかもありました。あとは、スポーツ大会が毎月あって、教員チームも出てくるので結構燃えてました。

先生には負けたくないですよね。笑

でも意外と先生側も体格差で無双してくる種目もあって面白かったです。笑 あとは文化祭に燃えてました。クラスごとに出し物をして、アトラクションを作って提供するんですが、そのリーダーをやったりしてました。

無茶苦茶忙しそうですね!

学校が、勉強もイベントも両立しろよ、というスタンスだったんですよね。二兎を追うものは一兎をも得ず、ということわざがあると思うんですが、部活も含めて三兎全部終えって感じで先生からも言われていたので、なんとかやってましたね。

そんなに忙しい中、勉強はいつやってたんですか...?

勉強は勉強でとても忙しかったです。寝る間もない感じでした。通学に1時間かかっていたので、そこでも勉強していました。移動中は暗記系をやってましたね。小テストもたくさんあって、その勉強とか単語とか。この時間を勉強に当てないと、こなしきれませんでした。

あと、浦和高校はちょっと変わってて、学校が24時間空いてたんですよね。なので、部活を18時とか19時とか暗くなるまでやって、そのあと無理やり図書館に行って、毎日2-3時間は友達と勉強してました。

図書館が24時間空いてるってすごいですね!なんか夜の図書館って憧れます。

すごいですよね、警備員もいなかった気がするんですよね。笑 たぶん家に帰ったら勉強できてなかったと思います。人って強制力がある環境に身を置かないとやらないんだなと、そのときに気づきました。

これはいま運営している東大毎日塾でも心がけていて、やり切る環境作りを意識しています。

疲れてるとやっぱりだらけますからね。部活と両立して勉強も頑張ってきた方は、帰りに塾の自習室に寄ったり、なんとか工夫して勉強する環境に身を置いていた方が多い気がします。塾には通ってましたか?

いえ、学校の授業が充実していたので、塾には行ってませんでした。自分の周りも塾に行く子は少なかったですね。小テストも毎週あって、あんだけ学校の勉強が忙しいと、塾に行っている暇は無いと思います。笑 学校としても、そういう方針でした。

当時の勉強するモチベーションはどこにあったのですか?

これは雰囲気ですね〜。いま振り返ると、将来これをやりたいから頑張って勉強する、みたいな目標があったらよかったと思うんですが、当時はみんなやってるからやるか、みたいな感じでした。良い大学に行った方がいいんだろうな〜、そのためには、勉強しないとダメだろうな〜くらいの解像度でしたね。

ただ、ちゃんと勉強を頑張っている人たちと一緒に勉強することは意識していました。東大に毎年30人くらい合格していた高校だったので、環境には恵まれていました。これは断言できます。まあ東大に行けなくは無いだろう、と思えていたことは大きかったように思います。

そのご経験を東大毎日塾さんで仕組み化されているのですね。それだけ忙しくて、勉強が嫌になることはなかったですか?

問題が難しくてわからないときはありましたが、勉強自体が嫌になることはあまりなかったですね。自分の場合は友達と勉強するのが楽しかったので、一人だったら嫌になってたかもしれません。

わからないことは友達に聞いたら教えてくれますし、逆に頼られることもあったので、それで楽しく続けられてました。やれば点数が取れることはわかってましたし、難しいゲームをやる感じで楽しみながらやってました。

なぜ東大を目指したのか

東大を目指すようになったのには、何かきっかけがあったのですか?

実はきっかけというものはあまりありませんでした。先生も東大は良いよと言っていて、それなりに合格している高校だったので、行けたら良いなと思って高2くらいから目指すようになりました。学年順位的にはまだまだ届かない順位だったのですが、みんなも目指していましたし、「東大を目指す」と言っても浮かない雰囲気があったのはとても良かったです。

あとは、学校の図書館にドラゴン桜があって、それに刺激を受けたというのもありますね。笑

自分も同じ刺激を受けました、ドラゴン桜は衝撃的でしたね。笑 途中でぶれることは無かったですか?

これは自分の性格だと思うのですが、淡々とやるべきことをやっていて、ぶれることはなかったですね。高1の頃から素直な性格で、毎日2-3時間やってれば東大も行けるよ、と先生が言ってたので、それをきちっと守って先生から言われたことをやっていた感じです。

志望校としても、ずっと東大か浪人かの2択で考えていました。

なるほど、努力を継続するって口で言うのは簡単ですが、実行するのはとても難しいと思います。東大のどういったところに魅力を感じていましたか?

自分は、中学校は地元の中学に行ったのですが、高校は家から1時間離れていたものの、地域でトップの学校に行くことができて、周りのレベルが高くてとても面白くてびっくりしました。何かしら頑張ってる人が多くて、頑張る人を馬鹿にしない雰囲気がとても良いなと。中学校のときはどうしても頑張る人が浮く雰囲気があったので。

それで、自分は周りのレベルが高い方が楽しんで生きられるんだなと高校のときに思ったので、それなら大学ではさらに日本のトップである東大に行けたら、成長できるし楽しいんじゃないかと思って、東大に惹かれていました。

あとは、やりたいことが決まりきってなかったので、東大だと進学選択(進振り)があって、入ってから学部を決められるのも魅力的だなと感じていました。

その中で、理科1類を目指した理由はなんだったんですか?

自分はもともとものづくりが好きだったんです。文化祭でアトラクションを作るのも好きでした。なので、工学部にある建築とか機械系に興味があって、そこに行きやすい理科1類を志望していました。

ただ、学科の内容とかまで詳しく調べていたわけではなく、あとは人数が多くて入りやすいかなと思ったのと、ドラゴン桜でも理科1類に行けと言われていたので、その影響も受けていました。笑

ありがとうございます。受験勉強の中身については、また後でお伺いさせてください!



いま、高校生活を振り返って

高校生のころにやっておいて良かったと感じることはありますか?

勉強しておいてよかったと本当に思います。部活とイベントと盛りだくさんで、学校の中で閉じこもってしまってはいたのですが、東大に行ってからいろんな人とも知り合えたので、勉強が自分の可能性を広げてくれました。もちろん当時の自分はそこまで考えられてませんでしたが。

部活もやっておいて良かったです。利害関係のない友人ができたことは、大きな財産になっています。社会人になると、なかなかそういう友人を作ることは難しくなるので。自分の世界に閉じこもらず、人と関わっておいて良かったですね。笑

時間をなんとかやりくりして頑張っていたことが、今も活きているのですね。逆に、やっておけばよかったと感じることはありますか?

興味のある分野の本を読むことです。当時は本当に時間がなさすぎて、図書館に行っても自分の興味ある分野の本を読むことができませんでした。でも、将来のことを考えるきっかけとして、受験に必要かとか気にせずに、いろんな本を読んでおけば良かったなと思います。

いま自分は起業していますが、自分は家族がみんな会社員だったので、高校生のときはその生き方しか知りませんでした。例えば「起業」とかって、言葉ではわかるんですが、生き方として理解できていませんでした。これは、本を読んだりして、他人の人生を追体験しないと理解できないと思います。

自分は、就活を考え出す大学3-4年生で将来のことを考え始めたのですが、遅かったですね。そういう大学生が大半だとは思いますが、早ければ早いほうが良いです。将来のことを考えるのは、定期テストと違って誰もタイムリミットを設定してくれないので、自分で動く必要があります。高校のときは時間がなかったですが、例えば大学に受かって入学する前の期間に、もっといろんな本を読んで、興味のある分野やいろんな生き方に触れて、将来のことを考えておけば良かったなと思います。

起業して思うのは、いま27歳なんですが、周りで事業をやっている人はみんな優秀で自分より若いことが多いです。行動は早ければ早いほど、スタートダッシュを決められますし、何より時間と体力が余っている大学生活を活かせると思います。4年生で気づいたのは遅かったです。

読んでくださっている高校生の子たちにも、心から伝えたいですね!




いかがでしたか?
 
後から振り返ると、勉強が世界や可能性を広げてくれた、という話がとても印象的でした。学校にいるときは、どうしても勉強ってやらされるものになってしまいがちですが、友達とゲーム感覚で勉強することで楽しんで続けられていましたね。
 
「頑張りたいけど、そんな良い環境にいないよ!」という方も多いかと思います。内田さんは、自分の恵まれていた環境に感謝して、その環境を全国に広げるために「東大毎日塾」というオンライン塾を作られているので、頑張りたい方はぜひ検討してみてください!塾の内容は、第4回の記事でめちゃくちゃ詳しくお伺いしていますが、東大毎日塾公式サイトはこちらからも確認できます。
 
次回の記事では、受験勉強の具体的な話をじっくりと聞いていきます。
 
読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 okke の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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