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勉強しなかった高校生が、学ぶ楽しさに気付いたワケ|丸竹夷/YouTube高校さん①


その他
2022年11月24日

ばってんです ♨️
 
普段、授業動画で勉強する方も多いと思いますが、お世話になっているYouTuberの方の高校時代や大学時代を深く知る機会ってあまりないですよね。
 
また、勉強法や大学や学部の紹介については、ネットで調べたら結構情報が出てきますが、「どんなことを考えてどんな進路の選択をしたのか」とか「大学進学後の人生の道の選び方」がわかるものは少ないです。
 
学校の先生もそこまでは詳しく知らない場合があるので、これに関しては、実際に大学を卒業して社会で活躍している方の体験談を聞くのが良いと思います。
 
そこで今回は、教育大学から小学校の先生を経て、現在はYouTube上でわかりやすすぎる日本史の授業動画を作られている丸竹夷 / YouTube高校さんYouTubeのチャンネルokkeのチャンネル)に、高校時代の過ごし方から進路選び、大学での経験、さらには社会人になった後の話をじっくりとインタビューしました!
 
インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、4部構成になっています。志望校に関係なく、ぜひ普段の勉強に役立ててみてください!

 
勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。

YouTube高校・日本史まとめ

(映像でとてもわかりやすく日本史のストーリーを学べるチャンネルです。チャンネル登録もぜひ!)


今回は第一回で、高校時代の時間の使い方や、志望校をどうやって決めたかなどを深く伺いました。

高校での過ごし方

今日はよろしくお願いします!いろいろ掘り下げて聞かせてください。

よろしくお願いします!

まずは、どんな高校生活を送られていたのですか?当時から日本史漬けですか?笑

いや、高校生のときはあまり勉強していませんでした。学校の勉強にはついていって、言われたことはやっていたのですが、なぜ勉強しなくてはいけないかがわかりませんでした。

その意識が変わったきっかけって何だったんですか?

自分は浪人しているのですが、浪人時代通っていた河合塾の授業がとてもわかりやすかったんですよね。それまで塾に通ったこともなく、小中高と学校の授業を受けていたのですが、こんなにわかりやすく教えられるんだと。笑

その授業に感動して、学ぶことが面白く思えてからは勉強に対する意識が変わりました。全く後悔はしてないのですが、勉強する理由には早く気付いた方がよかったなと思います。

この浪人時代の授業での感動が、いまのYouTube活動につながっていきます。

後でじっくり聞いていきますね笑 そうすると、高校時代は何にエネルギーを注いでいましたか?

時間的には、生徒会に費やした時間が長かったです。姉が1個上なのですが、その関係もあって先輩の世代と仲が良く、体育が得意でもないのに体育委員やってくれと誘われて、それで2年生から生徒会に入りました。

2年生のときに体育副委員長をやって、3年生のときには体育委員長を務めました。各クラスの体育委員に指示を出して、体育祭のライン引きとか用具管理とかを割り振ったりしてましたね。

それは忙しそうですね...

この経験は、小学校の先生時代にとても役に立ちました

普通は前に立って話すという経験ってなかなか積む機会がないですし、しかも各クラスの体育委員とは熱量や知識が違うので、わからない人にわかるように話をしないといけないということで、だいぶ説明力が鍛えられました。当時はもちろん意識してなかったですけど笑

経験から学びを得ているのがすごいです!部活もやっていましたか?

弓道部を3年間続けました。ただ、生徒会の方がのめり込んでいたと思います。生徒会の方が、サボっちゃうと人に迷惑がかかるので...笑

委員長がサボったら体育祭が崩壊しますからね笑 当時は何を考えて日々過ごしていましたか?

特に強い目的があってそこから逆算するわけではなく、自分が楽しいと思えることをやっていた、というのが近いと思います。やってみたいことや興味があることはとりあえずやってみるといった感じで、好奇心に素直に従っていました。

あと、親に先見の明があって、幼稚園のときに「これからはインターネットの時代だ」とパソコンを使わせてくれて、何かわからないことがあったら検索するというのが習慣化されていました。

なので、高校のときも、「なぜそうなるのか」という理由を考えるのがすごく好きで、学校の勉強ではやらないような、語源とか由来とか、日本史の背景とか、そういう雑学的な知識に興味があったので自分で調べていました。当時はもちろん役に立ちませんでしたが、大人になった今、めちゃくちゃ役に立っています。

大学受験について

小学校の先生を目指したのは、何がきっかけだったのですか?

小学校の3-4年生のときの担任の先生が、とても面白い先生だったんですよね。それで学校に行くのが楽しいと思えて、その経験が原体験となって、小学校の先生になりたい、と思うようになりました。

いい先生ですね!そこから、なぜ福岡教育大学に志望校を決めたのですか?

自分は福岡県に生まれ育って、福岡が住みやすいと思っていたので、まず福岡県から出るという選択肢はありませんでした。これも情報格差の一つだとは思いますが、当時は情報もそこまでなかったですからね。

そうなると、自分は福岡県の小学校の先生になるだろうと。そのためにどの大学に行ったらいいか、自分でパソコンで調べたり、高校の先生の出身校を聞いたりしていくと、福岡教育大学が一番多かったし、先生になった後の派閥とかもあるらしい、ということがわかってきました。それなら、その大学に行くのが1番の最短ルートだなと思って、志望校が決まりました。

めちゃくちゃ賢いですね笑 専攻はどうやって決めたのですか?

当時の福岡教育大学の場合は、数学とか美術とか、専門で学ぶ科目で専攻が決まっていたのですが、先生として一番ニーズが多い科目って何だろうと思って、高校で先生の人数を調べてみると数学が一番多かったんですよね。特に科目のこだわりはなかったので、数学科に決めました。

ただ、自分がなりたいのはあくまでも小学校の先生で、小学校の先生になるのに専攻は関係ないというのが、なんと大学に入ってからわかりました。それで大学に入ってからいろいろ起こります。これは当時のリサーチ不足でした。笑

大学の話も楽しみにしています笑 志望校が決まり、受験勉強が始まるわけですが、浪人時代は大変でしたか?

自分の場合は、浪人したのは人生でプラスになったと思っています。現役生のときは、本当になんとなくで勉強していたのですが、浪人して初めてちゃんと勉強しました。この期間が無かったら、勉強しない人生になってたなと思います。先生になっても、向上心などを持てていなかったと思います。

浪人して初めて「学ぶ」ということについて向き合えたし、勉強をやりきった、という感覚が得られたのはよかったです。

自分自身は浪人ということに抵抗はなかったのですが、親に対する申し訳なさや後ろめたさはありました。なので、浪人の期間中は一切遊ばないと決めてました。

ストイックですね!

そもそも勉強していなくて落ちて当然だったし、しかも浪人して勉強が楽しいと思えていたので、モチベーションは高かったんです。

河合塾の1階におしゃべりスペースがあったのですが、自分は1年間友達作らないぞ!と決めていたので、誰ともしゃべらずに、あえておしゃべりスペースで勉強していました。逆に燃えましたね。

強靭な精神力の持ち主だということがわかりました。



いま、高校生活を振り返って

高校生のころにやっておいて良かったと感じることはありますか?

家では勉強ではなくゲームばかりやっていたのですが、高校生らしいことをやっておいて良かったと思います。

中学生の頃にゲームを買ってもらえなかったので、高校のときに反動が来たんですよね。それで、ゲーム好きな友達と、話したり家に集まったりしながらモンハンとかやっていたのですが、社会人になってハマるより良かったなと。笑

あと、自分は中高一貫校に高校から入学したのですが、多様性に触れられたのはとても良い機会でした。中学から入学している人たちは、小学生の延長で入っていてとても自由で、やりたいことをやりたい放題な人がたくさんいて、自分と感覚が違ったんですよね。知らない世界の人と触れて、ちょっとしたカルチャーショックは受けましたが、やろうと思えばやれるんだ、したいことを伸び伸びやっていいんだ、と自分にとってはプラスの感覚でした。

とても良い経験ですね。逆に、やっておけばよかったと感じることはありますか?

いま思うと、自力でお金を稼ぐことはできたなと思います。ブログでも、YouTubeでも、無料で踏み出せる一歩がいまならたくさんありますよね。

そのための情報も、調べればたくさん出てきます。土日とかに転売できるものを探しに行くとか。毎月3,000円とかでも「あれ簡単にお小遣い稼げるぞ」となると良いですよね。

自力でお金を稼いでおけば、お小遣いに縛られない生活もできたし、早めにそういう知識を身につけておけばよかったなと感じます。使うお金よりも、もらうお金の方が増えれば生きていける、そういう基本構造に気付くのがとても大事だと思います。

自分は小学校の先生になりましたが、大学生の延長ですぐ先生になると、なかなか経済の構造とか考えないんですよね。自分も、YouTubeを始めてから初めてその構造に気付きました。



いかがでしたか?
 
学校の勉強とは別に、気になる「なぜ」を自分で突き詰めたり、進路を決めるときに、自分がなりたいものに最短で到達できる道を徹底的に探したり、とにかく情報を大事にしながら動かれていたのが印象的でした!
 
また、当時の経験から得た経験や学びを、しっかり自分のものにされて、いまに活かしていらっしゃるのがとてもすごいなと思いました。見習っていきたいです。
 
次回の記事では、大学に入ってからの話をじっくりと聞いていきます。
 
読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 okke の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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