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窒素同化


窒素同化とは

一言でいうと、無機窒素化合物を取り込み、有機窒素化合物を合成すること。 同化の一つで、多くの植物が行っている。

◎覚えておくべき窒素化合物

  • 無機窒素化合物 ⋯ 硝酸イオン)、アンモニウムイオン
  • 有機窒素化合物 ⋯ タンパク質、核酸、ATP、クロロフィル

窒素同化の流れ(ざっくり)

①空気中の窒素が空中放電や窒素固定により、アンモニウムイオン( )になる。

②硝化細菌により、硝酸イオン()になる。(硝化)

③植物が硝酸イオン()を吸収し、植物中でアンモニウムイオンに戻り、ここで窒素同化によってアミノ酸がつくられる。

窒素同化.png

ちなみに、なぜわざわざアンモニウムイオンを、一度硝酸イオンに変えて、また植物内でアンモニウムイオンにするのかというと、 植物はアンモニウムイオンを吸収できないが、硝酸イオンなら吸収できるから。

一方で、空気中の窒素を直接植物の中でアンモニウムイオンに変えてしまう優れものもいるのである⋯!

詳しくは、窒素固定で説明するよ~

窒素同化のしくみ(詳しく)

アンモニウムイオンからアミノ酸がつくられるまでの、詳しいしくみは以下の通りである。

入試問題でもたまに見かけるので、 念のため、理解しておこう。

窒素同化詳細.png

アンモニウムイオングルタミン酸にくっついて、グルタミンになる。

グルタミンケトグルタル酸にアミノ基の部分をわたして、ケトグルタル酸が、グルタミン酸になる。

グルタミン酸が有機酸(アミノ酸のアミノ基以外の部分)にアミノ基をわたして、有機酸がアミノ酸になる。

窒素同化について動画で学びたい人は、「おうち生物 窒素同化と窒素固定」をチェック!

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