窒素固定
窒素固定とは
大気中の窒素から、アンモニウムイオンをつくること。 普通の生物は大気中の窒素を利用することができないが、一部の生物は窒素をアンモニウムイオンにかえることができて、その結果窒素同化に利用できる。
窒素固定細菌
窒素固定を行うことができる生物を、窒素固定細菌という。 代表例として、アゾトバクター、クロストリジウム、根粒菌の3つは覚えておこう。
・アゾトバクター
好気性(呼吸を行う)の細菌。
・クロストリジウム
嫌気性(発酵を行う)の細菌。
・根粒菌
マメ科の植物の根っこに共生している。
下の写真は実際にその辺でマメ科植物を抜いたものだが、真ん中らへんにまるい塊があるのがわかるだろうか。これが根粒菌がつくる根粒である。
根粒菌は、植物から住みかを与えられ、植物は、根粒菌からアンモニウムイオンを与えられる。 (硫酸イオンを吸収しなくてもアンモニウムイオンが得られる!)
つまり、双方に利益があるということである。このことを、「相利共生」という。
動画で学びたい方は、「おうち生物 5. 窒素同化と窒素固定」をチェック!
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