列強が中国に進出し、帝国主義政策のもと次々に租借していくお話です。
場所も確認しましょう。
19世紀末

朝鮮を巡り、甲午農民戦争をきっかけに日清戦争が勃発すると、清は敗れます。
下関条約により、朝鮮の独立、台湾、膨湖諸島の日本への割譲などを定めました。
遼東半島も日本に割譲されたものの、主にロシアが危機感を感じ返還させます。(三国干渉)
その見返りとして東清鉄道の敷設権を手に入れました。
その後、列強による進出が盛んに行われます。
ドイツは膠州湾、ロシアは遼東半島南部を、イギリスは九竜半島、威海衛を、フランスは広州湾をそれぞれ租借し、勢力範囲も取り決めました。
出遅れたアメリカでしたが、ジョン=ヘイが門戸開放・機会均等・領土保全を唱えます。
これにより、中国分割の勢いはやや緩みました。
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