原子は、中心にある原子核と、原子核をとりまく電子からなり、原子核は陽子と中性子からなる。さらに、陽子と中性子を総称して核子と呼ぶ。
このとき実は、陽子と中性子が結びついた原子核の質量は、それを構成する1個1個の核子の質量の合計よりも小さい。
この差を質量欠損という。
式にすると、電子番号
と表される。
とてもややこしくて目がチカチカするが、電子番号
いくつかの核子が1つの原子核を作っているとき、その原子核をバラバラにするのにエネルギーが必要であることを考えると、確かに、核子がバラバラになっているときの方がエネルギーが高いことがわかる。
このエネルギーの差を結合エネルギーという。

結合するとゲットできるエネルギーではなくて、結合「を引き離すのに必要な」エネルギー、という意味。
ここで、アインシュタインの相対性理論によって、質量とエネルギーは等価であり、質量
で表されるエネルギー
これが質量欠損の意味である。
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