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仕事

概要

物体に一定の力 がはたらき続けて、物体が だけ移動した場合、その力は物体に対して仕事をしたといい、その仕事 は次の式で表される。

は、力の向きと移動方向のなす角のこと。単位はジュール で、上の式より の次元は に等しい(この は質量じゃなくて長さであることに注意)。

Untitled 1 P1 9.png

物理をやっていくと、いたるところでこの言葉に触れることになって、日常で使う「仕事」とごちゃごちゃになりやすいので、特にバイトしている方は要注意。

「何の力が」「何の物体に」 仕事をしているのかを理解することが、とても大事。

また、定義からわかるように、力の向きが移動方向と垂直であれば、その力の仕事は になる。これはめちゃくちゃ大事。特に、垂直抗力は基本的に移動方向と垂直なので、全然仕事しない。

さらに、これも定義からわかる通り、力の向きが移動方向と鈍角をなしていれば、その力は負の仕事をすることになる。

Untitled 1 P1 10.png

例

台の上を滑る質量 の物体がある。台の傾斜が として、変位 だけ滑り落ちたとき、重力が物体にした仕事を求めよ。

Untitled 1 P1 12.png

重力の向きと移動方向のなす角は なので、重力がこの物体にした仕事 は、

と求められる。

補足

仕事をイメージで理解しておくと、何かと役に立つ。定義の式を、

と変形すれば、仕事 力 (その力の向きへの移動距離) と理解できるし、

と変形すれば、仕事 (力の移動方向の成分) 移動距離 と理解できる。

どちらにせよ、「物体を動かすのに、その力がどれくらい貢献したか」 のような量を表していることがイメージできる。

Untitled 1 P1 13.png

定期の式から分かる通り、仕事は力ベクトルと変位ベクトル(位置ベクトルの変化)の内積で表される。内積についての辞書はこちらから。

発展

ここでは、移動方向も、力の向きや大きさも一定の場合を扱っているが、日常世界はもちろんそんなに甘くはなく、例えば位置によって変わる力 によって、直線上で点 から点 まで質点(大きさのない物体)を動かすときに、力 がする仕事は、次の積分で計算できる。

力が位置の関数になっているような場合(弾性力の仕事など) はこれで計算できる。面積で求める方法も人気だが、要するに定積分を計算することと変わらない。

大学物理では直線上に限らない経路の仕事も計算することができ、点 から点 まで質点(大きさのない物体)を動かすときの仕事は、次の式で表される。

つまり、位置により変化する力ベクトルと、微小変位ベクトルとの内積を、点 から点 まで足し合わせた形になる。

動画で深く学びたい! という方には、化学好きな東工大生・かずきさんの動画がオススメ。仕事の積分表現や、運動方程式や運動エネルギーとの関係について、数学的に深く学べる。

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