push要因とpull要因
簡単なまとめ
pull要因の人口移動は先進国でみられ、都市が農村から人口を吸引するもの。
都市問題は発生しにくいが農村の過疎化を引き起こすこともある。
push要因の人口移動は発展途上国でみられ、農村で溢れた人口が押し出されるようにして都市に移動するもの。
都市で失業者が大量に発生し、スラムの形成などの都市問題も起こる。
pull要因
都市部が農村から人口を吸引するようにして、都市に人口が流入すること。
都市部の経済が発展し、労働力不足や賃金の上昇が起こることで、農村の住民がよりよい労働条件を求めて都市へ移住する。
主に先進国でみられる。
(ちとにとせさんより)
農村の状況
農村では、都市に比べると所得など労働条件は悪いものの、食べていけない程ではない。
場合によっては、労働力が足りないのに都市へ人口が流出し、農村の過疎化につながることもある。
都市の状況
不足する労働力が農村から供給されるため、都市に流入した住民の多くは就職することができる。
そのため都市問題は起こりにくい。
push要因
農村から押し出されるようにして、都市に人口が流入すること。
都市は人手がほしいわけではないのに、農村で溢れた人が流れ込んでくる状態。
発展途上国でみられる。
(ちとにとせさんより)
農村の状況
発展途上国の農村では人口爆発が起こり、農業生産が人口増加に追いつかず、人口を養いきれない。
また、現在では発展途上国でも農業の機械化・大規模化が進み始めており、農村もかつてほどの労働力を必要としなくなっている。
この結果、農村の労働力が大量に余り、食べていけない人が大量に発生する。
都市の状況
特に発展途上国の都市では、経済が十分に発展しておらず雇用も少ない。
そこに農村から大量に人が流入するため、多くの人は就職することができない。
その結果失業者が大量に発生し、スラムを形成するなどの都市問題も発生する。
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