百年戦争
概要
中世のイングランド王、フランス王の約100年にわたる争い。
イングランドの優勢で始まったが、ジャンヌダルクの登場を機に戦局がかわり、フランスがイングランド軍を退けた。
ペストの流行や争いで農民、傭兵は減り、封建領主は没落していった。
流れ→中世フランス
まとめ→中世ヨーロッパ
時代
1339年〜1453年
場所
詳細
1337年に、ヴァロア朝初代のフランス王フィリップ6世がイングランド王エドワード3世の持っていたギュイエンヌを没収したことで始まった戦争を百年戦争と呼びます。
フランス王とイングランド王のフランドルの支配権などをめぐる積年の対立が実を結んだものでした。
初期はエドワード黒王子の活躍などによりイングランドが優勢で、イングランド王がヘンリ5世に代わっても勢いはそのままでした。
ただペストの流行は両国ともに大きな打撃を与え、フランスのジャックリーの乱、イギリスのワットタイラーの乱といった農民反乱も社会不安を増大させました。
フランス側にジャンヌ=ダルクが登場しシャルル7世が王となると形成は逆転しオルレアンを解放、イングランドのフランス側の所有地はカレーのみとなりました。
百年戦争が終わるとフランスではシャルル7世、続くルイ11世の下で王建が強化され、イングランドは王権争いである バラ戦争 に突入し、2国とも主権国家体制が築かれていきます。
また封建領主の没落は激しく、王権の強化へと繋がっていきました。
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