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種なしぶどう


種なしぶどうとは

その名の通り、人為的に作られた、種がないブドウのこと。

どうして種がないの?

植物ホルモンジベレリンの溶液にブドウを浸し、人為的に作用させるためである。(このことを「ジベレリン処理」という)

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ジベレリンには、果実の形成や発育を促進するはたらきがあり、これを利用することで種なしぶどうを作ることができるのである。

では、種なしぶどうのつくりかたについて詳しく見ていこう。

種なしぶどうのつくりかた

種なしぶどうを作るには、「2回」のジベレリン処理が必要である。

それぞれの処理の目的を覚えておこう。

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① 開花前

【目的】種をなくす(受粉なしに果実を結実させる)

通常果実は、受粉が刺激となってジベレリンが増加することで結実するのだが、

ブドウの場合、房を開花前(受粉前)にジベレリン処理すると、受粉せずともジベレリンが作用し、実が結実するのだ。

種子は受粉することでつくられるので、受粉しないまま実がなったブドウは、種なしぶどうになるというわけである。

② 開花後

【目的】果実を大きく成長させる

一粒一粒の果実を大きく成長させるために、開花後にも処理が必要なのである。

ちなみに

ジベレリン処理は、当然ながら一房ずつ行わないといけないので、農家さんたちも手作業でやるそう。

手間ひまかけてつくられるが故、高価なものになるのかもしれませんね。

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