バングラデシュの歴史・経済・工業・貿易
歴史
第二次世界大戦までは、英領インド帝国の一部としてイギリスの植民地支配を受けた。
独立の際、パキスタンと共にインドと分離独立。パキスタンの一部となり、東パキスタンと呼ばれた。
1971年、第三次印パ戦争によりインドの支援を受けてパキスタンから独立。このためバングラデシュとインドは仲が良い。
1975年にはパキスタンとも国交を回復している。
経済
2000年代以降、縫製産業が急速に発達。縫製産業の発達に伴い、一人当たりGDPも急速に成長した。
(バングラデシュの一人当たりGDP、世界銀行データベース)
一人当たりGNIは2340ドル。かなり低い部類で、後発発展途上国に分類される。
とはいえ近年の経済成長に伴い、南アジアの中では高い方になった。
縫製・農業が中心産業で、縫製産業、海外からの出稼ぎ送金に頼る経済体制。
工業
縫製産業が盛ん。
- 労働力が豊富(人口1.7億、若年層が多い)
- 低賃金(ひとりあたりGNI:2340ドル)
という長所をいかし、労働集約的な縫製産業を積極的に誘致。H&M、ZARA、UNIQLOなど、世界のアパレル大手がバングラデシュの工場に生産を委託している。
一方、労働者保護の法整備が遅れ、劣悪な労働条件で長時間働かされているといった批判もある。
貿易
布を輸入して衣類を輸出する加工貿易が基本。
また、人口増加と経済成長に食料生産が追いついておらず、食料の輸入も多い。
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