青年トルコ革命

概要

オスマン帝国末期に起きた立憲革命。

スルタンを退位させ、憲法を復活させたが、軍部政権となり第一次世界大戦では敗北を喫した。

流れ→オスマン帝国

時代

1908年

場所

詳細

議会が解散され、ますます植民地化の進むオスマン帝国の中で、立憲制の回復によって帝国の再建を目指す青年知識人の秘密結社が、「統一と進歩団」を名乗ります。

弾圧を受けてヨーロッパに亡命した際、「青年イタリア」などに倣ってそのメンバーが「青年トルコ人」と呼ばれるようになりました。

日露戦争で新興国日本がロシアに打撃を与えたことに影響を受けて1908年に行動を起こし、ミドハト憲法を復活させるとともにスルタン・アブデュルハミト2世を退位させます(青年トルコ革命(青年トルコ人革命))。

この混乱がオーストリアのボスニア・ヘルツェゴビナ併合を敢行させ、バルカン情勢の危機を加速させました。

革命には成功しましたが、第一次世界大戦に同盟国側として参加し敗戦、トルコ革命により政権は倒されることとなります。