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ユダヤ教


概要

「出エジプト」時にヘブライ人により作られ、バビロン捕囚の後に確立された宗教。

ヘブライ人(ユダヤ人)のみが救われる、という選民思想などが特徴。

『旧約聖書』を教典とし、キリスト教、イスラム教の元となる。

流れ→古代エジプトアッシリアアケメネス朝ペルシア

まとめ→オリエントオリエントと地中海世界

時代

前13世紀 「出エジプト」、創立
前6世紀  確立

場所

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詳細

ユダヤ教は、前1500年頃からパレスチナに定住しエジプトに移住したものもいた ヘブライ人 が、前13世紀にエジプト新王国の圧政に耐えかね脱出(「出エジプト」)した際につくられた宗教です。

唯一神ヤハウェを信仰する宗教で、シナイ山において神と契約を結んだことから民族意識が高まり、やがてこの契約によってユダヤ人(ヘブライ人)だけが救済されるという選民思想に繋がります。

出エジプトを率いたモーセは「海割り」でも知られ、契約の際に守るべき「十戒」を授かったともされています。

ヘブライ王国の時代には神の言葉を授けられた預言者が諫言することで王権の俗化を食い止めるなど、宗教が果たした役割は大きいものでした。

王国が北イスラエルと南のユダに分裂し、それぞれ滅亡、新バビロニアによるバビロン捕囚という苦難に遭うと救世主(メシア)の出現を待望する信仰が生まれます。

アケメネス朝の「解放者」キュロス2世によりバビロン捕囚から解放されると、前6世紀にイェルサレムに神殿をたて、律法主義的な教義を確立します。

10〜11世紀にまとめられた『旧約聖書』を教典としています。

キリスト教、イスラム教の出自にもなり、両宗教においても教典の一つとして認められています。 FD0E3A70823247C5BCE4EDC5BCD3441D.jpeg 0A0537D9095A4B129FEA8CAA8DFFFBF0.jpeg 殿

補足

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はそれぞれ一神教を主張していながら、互いに認め合っています。

これってどういうことなのでしょう。

答えは単純、同じ神を信仰しているのです。

3宗教とも、同じ神を唯一神として信仰しているんですね。

ただ、呼び方は違います。ユダヤ教では上記の通り「ヤハウェ」、キリストでは(さまざまな説がありますが基本的には)父なる神、子なるイエス、聖霊をまとめて「神」と呼び(三位一体説)、イスラム教では「アッラー」と呼んでいます。

教義も大きく異なるので対立も生じます。

キリスト教を信仰していたローマ軍にイエルサレム神殿は破壊されることとなり、残った部分は「嘆きの壁」として今でもユダヤ教徒に大切にされています。

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