綿花
綿花
木綿の原料となる商品作物。
花が枯れた後に現れる、種子を覆う綿毛を取り出し、木綿に加工する。
生育条件
- 無霜期間200日以上
- 開花後は乾燥
つまり、
①熱帯~亜熱帯の温暖な気候かつ、
②夏以降は乾燥した気候
が栽培に適しています。
したがって、熱帯~亜熱帯のそこまで雨が多くない地域で栽培が盛んです。
また、灌漑を行えば乾燥帯も栽培適地となります。
産地
(データブック・オブ・ザ・ワールドより)
インドは、レグールが広がるデカン高原や北西部のパンジャブ地方が栽培の中心です。
アメリカ合衆国は、南部のコットンベルトで綿花栽培が盛んで、企業的に栽培されています。
パキスタンでは、パンジャブ地方で栽培が盛んです。
ウズベキスタンは乾燥帯ですが、ソ連時代に灌漑設備の整備が進み砂漠が綿花地帯に変貌を遂げました。
流通
(データブック・オブ・ザ・ワールドより)
輸出
綿花栽培は盛んだが、繊維産業が弱い国で輸出が多くなっています。
自国の繊維産業が弱いアメリカ合衆国、ブラジルからの輸出が圧倒的になっています。
輸入
繊維産業が盛んな国の輸入が多い傾向です。
繊維産業が盛んな中国、ベトナム、バングラデシュで輸入が多くなっています。
中国は綿花の生産量も多いですが、繊維産業が非常に盛んで消費量が多いため、大幅な輸入超過となっています。
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