概要
種類のものから重複を許して 個選ぶ重複組み合わせの場合の数は、
と求められるが、日本語で考えるとどっちが で かなど混乱するので、公式を使うよりも、 玉とかカードとかを「しきり棒で区分けする」 と考えるとわかりやすい。
例
【問1】 枚の区別がつかないカードを、赤、青、緑の 色で塗っていくとき、塗り方は何通りあるか(使わない色があっても良いとする)。
【答1】 つのカードを 本のしきり棒で区切ると考えて、区切られた場所によって塗る色を決める。

つのカードと 本のしきり棒の並べ方は、
より 通りと求められる。(公式を使うと 通り)
【問2】 を満たす正の整数解の組 の個数を求めよ。
【答2】一見難しそうだが、これも 個の玉を つの部屋に区切る と考えて、重複組み合わせと考えられる。ただし、正の整数解なので、 先に 個ずつ部屋に入れておく。

個の玉と 本のしきり棒の並べ方は、
より 通りと求められる。(公式を使うと 通り)
補足
「重複」は「ちょうふく」と読むことで有名だが、「じゅうふく」も最近認められてきたらしい。
ちょうふくシリーズで言うと、 「重複順列」も人気だが、こっちは例えば区別できるカードを塗り分けるときに登場する概念で、重複組み合わせよりはだいぶ考えやすい。